筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

窓辺で手紙を読む女

大阪市立美術館フェルメールとオランダ絵画展。
最終日(9月25日)に何とかすべり込みました。

"開かれた窓際で手紙を読むオランダ人女性が描かれたこの作品は、長期にわたって描いた画家が特定されていなかった。
最初にレンブラント、次にピーテル・デ・ホーホの作品ではないかとされていたが、1880年になってからフェルメールの作品であると特定された。第二次世界大戦後、一時的ではあるがソ連が接収していたこともあった。" 
"1979年にX線でこの絵画を調査したところ、キューピットの絵が上塗りされ、消されている事が分かった。" wiki より
 
塗り潰されていたキューピッドを削り出す大修復が完了し本国以外での展示は世界初となりました。



フェルメール展では約70点の17世紀オランダ黄金時代の作品が展示されています。その中でひとつ気に入った作品を紹介すると、それはヨセフ・デ・フライという人の「ニシンを称える静物」です。

何というかとにかく実にリアルな画でした。
そして何故ニシンなのかという疑問を持ったのですが、当時の貧しい人達の食を支えていたのがニシンという事でした。
ニシンは二日酔いによく効く事からお薬的な感じでとても信用されていた食材だったということが面白いなと思いました。
 
さて、晩御飯ですがさすがにニシンでは物足りないので焼肉にしました。

なかなか充実した1日でした。