筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大和八木にて

お茶をすすりながら団子をいただく午後三時。ふと恋飛脚大和往来が頭に浮かぶ。大坂から竹ノ内峠を越える二人の心境に想いを馳せる。新口村はすぐそこ。

眼鏡の紐

便利ではあるが使ってみて分かる不自由もある。紐が無い不自由と紐がある不自由を比べるべきなんだ。要するにメリットに目が眩んで決めちゃ駄目だということ。デメリットつまり短所を見極める目、それが大人の分別というやつだ。で、一番見極めなきゃいけな…

シミと味

そりゃぁあたしだって若い頃はシミなんかひとつもなくってキレイなもんだったわよ。でもね味はね今の方が美味しいんだからね。

再会

遠い記憶のおまえの面影忘れていた訳じゃない思い出さなかっただけ 突然の再会三十八年という時間懐かしさより悲しさがこみ上げる ああ口内炎どうして今なの完全にさよならした筈なのに ああ口内炎なぜに今頃一緒だったあの日がまたふたたび

人を恋うる歌

妻を めとらば 才たけて みめ美わしく情けある 旧表記は「人を戀ふる歌」で、読み方は「ひとをこうるうた」 人を恋うるとは特定の異性を好きになりその人のことを思うこと。あるいは特別な場所などを思うことです。 与謝野鉄幹が「人を恋うる歌」を作ったの…

老眼と狂人

四十歳を過ぎた頃から老眼が始まりました。年々老眼は進み個人差はあるものの大体七十歳頃で止まるそうです。老眼の進行が止まる事を「老眼の完成」と言うそうです。私の場合年寄りとはいえまだまだ老眼完成の域にはほど遠く、年に一度は眼鏡を作り直す事が…