筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

味噌屋

2019年3月からお米にこだわっていろいろなお米屋さんでお米を買って食べています。(これまで食べたお米と米穀店とのやり取りはいずれブログに上げようと思います)

その日もお米を買いに堺市に行ったとき古そうなお味噌屋さんを見つけたので興味津々で入店。

f:id:jungee1962:20200421162708j:plain

この日はどういう訳か巡回のお巡りさんが一軒一軒回っていた



そこは泉孫味噌商店(いずまごみそしょうてん)というお店。
お店には何やら古そうな書が額縁に入れて飾られていて御奉行様とか文化10年とか書いてある。

f:id:jungee1962:20200421162811j:plain

ほとんど読めない(;^_^A

文化10年は1813年で今から207年前だ。
相当古いお味噌屋さんのようだ。
しかしお店はとてもシンプルでお品書きはこんな感じ。

f:id:jungee1962:20200421162913j:plain

こういうシンプルさは好きだ

僕が頼んだのは淡赤みそ200ℊ。
淡赤みそは要するに合わせ味噌のこと。

 


ここを訪れたのが4月6日(月)で今日は4月21日(火)一応2週間経過してからの投稿ですが2週間経った今でもまだこのお味噌は食べていません(^_^;)

f:id:jungee1962:20200421163019j:plain

左側に座っている人形が番頭さんらしい

お店にいたのは70代半ば、いや前半・・・ひょっとしたら60代かも・・のおばさんでした。
気さくな人でいろいろ話しているうちに歌舞伎が好きだということが分かり劇場の話題を振りました。相当観に行ってるのがよく分かります。でも12月の顔見世だけは行かれへんねんと少し嘆いてました。その理由は正月のお雑煮用のお味噌が忙しくて店を休めないから。普段は臨時休業の張り紙をして歌舞伎見物に行くそうです。
この騒動が落ち着くまでしばらく劇場は無理やね、と言ってお店を後にしました。