ブランコ
「幾時代かがありまして親が私を生みました。幾時代かがありまして私に子ができました。幾時代かがありまして子が孫を連れてきました」
今日は孫二号(年中組、男)と孫三号(二歳、女)が来ていました。お昼過ぎに桜を見に近くの公園へ行ったそうです。公園のブランコがたいそう気にいったようです。孫二号がブランコを降りるその瞬間後頭部から落ちたそうです。
泣いたそうです。
鼻水も出たそうです。
鼻水に少し血が混じっていたそうです。
娘夫婦は慌てて救急安心センターに電話。私の運転で大きな病院へ行きました。孫二号の顔を見た瞬間私は大丈夫だと感じました。孫が診察室から出てきました。私の予感は当たっていました。
そこに一つのブランコだ 見えるともないブランコだ 頭倒さに手を垂れて 汚れ木綿の屋蓋のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん(中原中也「サーカス」より)
病院からの帰り道
評判の肉屋のコロッケ買いました。
車の中でパクパク食べる孫でした。