2018-03-11 乾いたスポンジ 詩 独りぼっちのスポンジは 乾いて乾いて乾ききり 人差し指で押されても 反発どころかへこまない 独りぼっちのスポンジが 突然水をかけられる スポンジだって意地はある 最初のうちは弾いちゃう だけどすぐさまなしくずし 独りぼっちのスポンジが 水を吸ったら重くて柔らか おまけにツヤも醸しだす 豊かになったスポンジは 何度もギュッとしたくなる 中原中也のような"悲しみ" "倦怠" "憂い"もいいけど僕的には"光"や"喜び" を感じたい。