筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

閑さや岩にしみ入る蝉の声

芭蕉が45歳の時に奥の細道の中で詠んだ有名な句です。
この時鳴いていた蝉は果たして何蝉なのか?
ということが明治の頃の文壇で論争になりました。
候補に上がったのはニイニイ蝉とアブラ蝉。
議論は激しく対立しましたが軍配はニイニイ蝉に上がりました。


おはようございます、じゅん爺です。

蝉の声が心地いい朝です。

朝食を摂りながら蝉の声を聞いてると

ある瞬間突然声が止みます。

一瞬の静寂

そして再び合唱が始まります。

一斉に鳴くのをやめる時何故あんなに

全ての蝉が同じタイミングなのだろう。

もしかするとどこかにマエストロ蝉がいて

指揮棒を振っているのだろうか。

蝉ってその姿が何となく

モーニングを着ているようにも見えます。

長い間地下の稽古場で猛練習していて

地上に出てからの毎日は

晴れの舞台なのかもしれませね。