筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

10年に1度の寒気団により雪の被害がいろいろと出たようですがお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか?

 

雪は寂しい景色を隠す

雪は人を寡黙にさせる

雪は人にやさしさを教える

雪はすべてをデザインする

 

私のふるさと、大阪。

哲学を持たない似非都会の大阪に雪が積もることは滅多にありません。ゆえに見窄らしい街並みや、がさつな風景も雪で隠されることなどなく、常にそれらを目の当たりにして暮らしています。つまり年中ほとんど変化がない街なのです。冬の間、雪に隠された景色を見、抑え込んだ気持で春を待つ人たちの心情など大阪人には到底理解できない事なのです。それが大阪人気質を形成する要因のような気がします。見たまま、思ったままを隠さず言うことが普通だと考える感性は自ずとそういう気候、そういう街並みなどから生まれたのだと思います。ただそんな大阪人の中にも知的で配慮の行き届いた会話が出来る人達が少なからずいるという事は知っておいて欲しいのです。

積もらない雪が降るのを見ながら