筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

パスタと金魚と浮世絵と

奈良県大和郡山市にあるイタリアン、カフェジータさんでランチ。
ここ郡山は金魚の街ということで全国的に有名なところです。
そんな訳でかわいい金魚がお出迎えしてくれました。


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ここは生パスタが売りのお店なのでほうれん草としめじのペペロンチーノを頼みました。


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麺の食感はもっちりしてとても美味いです😋
水出しアイスコーヒーは雑味なくまろやかです。
飲み終えて分かりましたがコーヒーを凍らせた氷が入っていました。


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先にも触れましたが奈良県大和郡山市は金魚の街です。そして金魚の街としてスタートしたのは1724年のこと。
江戸時代は藩士の副業として生産していましたが明治維新以降金魚の人気は高まり、専業としてその生産量は増え続けました。金魚の生産は1993年に最盛期をむかえるも、その後は徐々に需要が下がっていきました。そして現在では生産者はピーク時の5分の1にまで減少しているそうです。

 


ランチのあと、太陽が南中の時刻に金魚資料館を見学して来ました。


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しかし、しかし、強烈な太陽の熱で金魚どころではなく、かすかな頭痛すら感じたので見学もそこそこに資料館を退散しました。


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現在、お笑い芸人の第7世代と言われる人達が活躍してテレビを賑わしています。
その昔、江戸時代では歌川派第3世代の国貞、国芳、広重が活躍していました。


奈良県立万葉文化館ではその歌川派第3世代の一人、歌川国芳の展覧会を開催しています。この展覧会が本日のメインイベントです。


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国芳は17歳にして絵師の番付で前頭2枚目までいきましたがその後は全く売れず、以後不遇な年月を過ごしていました。
さて、30歳を過ぎた国芳は「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」で見事再ブレイクを果たします。その後はあらゆるジャンルの絵を描き浮世絵界において確固たる地位を築き、多くの弟子を育てました。


本展にて改めて国芳の芸術面、漫画的要素、エンタメ性、世俗迎合、そしてお上の規制への反骨精神を堪能しました。


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帰り道、藤原宮跡の直ぐ側にキバナコスモス花園にて黄色、オレンジ、赤と微妙色の違う花畑でしばし癒やされました。


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2021.8.8