筆の動く儘に

妄想と創作の狭間を漂流する老人のブログ

思い出のラジカセ

こんばんは、じゅん爺です。

小学六年生の時にソニーのラジカセCF-1110 を買ってもらいました。深夜放送を聞きヒット曲を録音して楽しんでました。それとは別にもう一つの使い方がありました。それはドラマを書いて友達と一緒にセリフを録音して聞く事でした。セリフをトチったらテープを巻き戻してやり直す。それを繰り返してドラマを完成させました。もちろんBGMもちゃんと録音しましたよ。ただしそれはステレオからレコードの曲を流しスピーカーの前に立ってセリフを言うという超アナログなやり方です。

小学六年生のまだ声変わりする前の僕の声がテープに残っています。そのテープは探せば家のどこかにある筈です。

なぜドラマを書いたかというとちょうどその頃から創作した文章を書き始めたからです。よく遊ぶ友達を登場人物にして仲間内で通じる他愛もない文章でとても小説と呼べるような代物ではありませんでしたが仲間内では結構ウケていて早く続きを読みたいとか言われたりして悦に入っていたのを思い出します。

中学生になると洋楽を聴くようになりFM放送をエアチェックして必死で英語の歌詞を覚えていました。当時FMレコパルというFM番組の放送予定を書いてある本が販売されていて、それは確か二週間分の番組全てが掲載されていました。そしてその本を見ながら何曜日の何時からビートルズ特集だとかカーペンターズ特集だとかの情報を仕入れてカセットに録音していました。

ギターの耳コピもカセットでした。かっこいいギターソロが弾けるようになりたくて同じところを何度も何度も、繰り返し繰り返し再生して必死で覚えました。

車の免許を取るとドライブ用に好きな曲だけ集めたカセットを作ってドライブを楽しんでいました。

ソニーのラジカセCF-1110が中古で売っていたらなんとか手に入れたいなと思ったりもします。

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