じゅん爺の筆の動く儘に

妄想と創作の狭間で漂流する老人のブログ

2016-09-21から1日間の記事一覧

まだ陽は落ちていない

「やだ、もうこんな時間」 昭和の中頃にはどこの家庭にもよくあった振り子の付いた柱時計を見て女は一人呟いた。 柱時計が指していた時刻は"人生の夕方"だった。 「行かなきゃ」 春になり布団を外した炬燵の上に丁度いい角度で手鏡を立て、染みが目立たな…